求人に応募する際の注意点
自衛隊看護師になるために、事前に知っておくべき注意点を紹介します。

通常とは異なる点が多い
すでに看護師資格を持っている人が中途採用で自衛隊看護師になる場合、求人を見逃さないように注意しなければなりません。募集は不定期に行われているので、こまめに情報をチェックしておきましょう。防衛省の募集ページなどに掲載されますが、採用人数も少数の場合がほとんどです。中途採用試験では、筆記試験と口述試験、そして身体検査に合格する必要があります。自衛官看護師として採用された場合は、自衛官に必要な能力を身につけるための教育を受けた後に、自衛隊病院や自衛隊基地などに配属されます。
また、応募する前に自衛隊看護師と一般的な看護師の違いも理解しておきましょう。自衛隊看護師の場合、身分は特別職国家公務員の防衛省職員となります。クリニックや介護施設に勤務することはなく、自衛隊病院や自衛隊基地・駐屯地が主な勤務先です。給与形態についても、一般的な看護師のように職場ごとのルールに応じたものではなく、国家公務員の規定に準じたものです。どちらも看護師資格を有していることに違いはありませんが、身分や所属、職務が大きく異なります。仕事内容についても、病気よりは外傷・創傷のケアが多くなるでしょう。
勤務形態について
応募する際の注意点としてもう1つ挙げられるのが、勤務先によって勤務時間や休日が異なる点です。自衛隊看護師は一般的な看護師と同様にシフト制で勤務することが多いです。そのため、職場によって勤務形態は異なります。例えば、防衛医科大学校病院は4週8休制を採用しており、勤務時間はシフト制で決められます。20日間の年次休暇に加え、夏季休暇や年末年始休暇が設けられています。一方、防府南基地や自衛隊病院などでは、午前8時15分から午後5時までで、間に1時間の昼休憩があり、1日7時間45分の勤務時間となっています。土日祝は原則として休みですが、夜勤や交代制勤務が導入されている職場だと不規則な勤務時間になるでしょう。自衛隊看護師として働く場合は、事前に勤務形態を理解しておかなければなりません。自分が働く可能性のある施設の勤務形態を必ず調べておきましょう。
また、自衛隊看護師という特殊な仕事の性質上、緊急時の対応が求められる機会も少なくありません。柔軟性を持って働く必要があることを理解しておいてください。
まとめ
以上が、自衛隊看護師の求人に応募する際の注意点です。求人を見逃さず、その上で勤務形態についての理解を深めておきましょう。自衛隊看護師は狭き門です。効率的に情報を集めてください。